包丁に鞘を作ります。
安全の為です。
今回はローズウッドの木材を使用しました。
まずはこちらの薄さを半分にノコギリでカットします。
カットした断面に包丁の刃の形を描いて、それにあわせて彫り込みます。
彫刻刀で彫ったので1時間くらいかかったでしょうか。手に豆ができました。ドリルを併用するともっと早いと思いましたが、彫刻刀で初めて結局最後まで、これでいきました。
掘っては、包丁を合わせて、また掘って、、
ノコギリの断面が少しガタガタなので、サンドペーパーで削ります。
そのためさらに掘りが足りなくなり、また彫刻刀で掘って、、
断面の修正は最初にしておいた方が良いでした。
さて、掘りが終わったらオリーブオイルに浸してラップで包み染み込ませます。木の割れ防止や包丁のサビ防止に良いかと。
その後、断面を木工ボンドで接着します。バイス台に挟んで強力に圧着、放置します。
接着が終了したら合わせ面を磨いて目違いを綺麗にします。
③箇所穴を開けます。通気性と、刃が見えた方が包丁と認識しやすい為です。
15ミリファスナービットで開けてします。ここで気をつけたいのが片側から貫通させると下側の切り口が汚くなってしまうことです。下に板を引けばうまくいくかもしれませんが失敗したくないので、両側から穴を開けたいです。しかしそうすると今度はちゃんと穴の位置が合うのか心配になります。穴がズレても包丁が入っていればわかりませんが、包丁を抜いた時の見栄えが悪いです。
そこで先ずは2ミリのドリルで貫通穴を開けて、その穴をセンターにして両側からファスナービットで掘っています。
先端を少し丸く削って、、
このような感じになりました。
うーん、なんか違う。
もっとこう、、
これか!
包丁の鞘っぽい感じになりました。
仕上げにオリーブオイルを塗って。
いい感じです。
少し失敗したのは、ファスナービットの穴が少し傾いてしまったことです。なので若干穴がずれてますがこれはご愛嬌というところで。
彫刻刀で掘るのが大変でしたが、包丁の抜き差しがなんとも丁度良い感じです。
しっかり入るし、落ちない、すっと抜ける。
そして抜くときに木のカタッという音がします。気に入ってしまい何回も抜いたり、さしたり。
次は何を作ろうかなぁ。